ついにスターウォーズの最終章であるエピソード9が公開されます。
スターウォーズは数々の名言を生んでおり、「May the Force be with you (フォースと共にあらんことを)」のように日本語でも英語でも周知されているセリフも多いですよね。
そんな中で、登場キャラクターであるジェダイマスター・ヨーダは、とても特徴できな英語を話していることをご存知でしょうか?今回は、ヨーダの英語について解説します!
ヨーダの英語は通称「Yodish」
「The greatest teacher, failure is(失敗は最大の師である)」
このセリフは、「エピソード8/最後のジェダイ」でルークに対して投げかけた言葉です。通常であれば、「Failure is the greatest teacher」となるはずですが、文法がおかしなことになっています。
英語は基本的に「S(主語) + V(動詞) + O(目的語)」で構築されますが、この文章のように、ヨーダは作中で「V + S」や「O + S + V」のように動詞や目的語を文頭に持ってくる独特な英語を使います。(この話し方を、海外では「Yodish(ヨーダ語)」と呼ぶそうです)
これは日本語における倒置法と同じで、本体は文章を強調したい時に使われる表現ですが、ヨーダのエイリアンっぽさを強調するためにあえてこのような話し方をしているんだとか。
ヨーダの特徴的な名言集
・ Begun, the Clone War has.
クローン戦争が始まったのだ
(エピソード2/クローンの攻撃)
・Clear, your mind must be, if you are to discover the real villains behind this plot.
この作戦の裏にいる黒幕を見つけたいなら、雑念を取り除かなければ
(エピソード2/クローンの攻撃)
・Destroy the Sith we must.
シスは滅ぼさなければならん
(エピソード3/シスの復讐)
・Strong is Vader.
ベイダーは強いぞ
(エピソード5/帝国の逆襲)
エピソード9では…
公開されている予告映像でも、同じような倒置のセリフが出てきます!
Long have I waited. (ずっと待っていた)
ヨーダのセリフではありませんが、倒置を使うことで「long」を強調しているのが分かります。
まとめ
日本語でも話し方で「キャラ付け」をすることがありますが、英語でも同じことをしています。そのあたりを意識して映画やドラマを見ると、また違った魅力を発見できるかもしれませんよ!
日本ワーキング・ホリデー協会
KOTARO