同じ英語でも、国ごとに微妙な違いがあります。
オーストラリアの英語は、私たちが良く知るアメリカの英語と比べて、どんな部分が違うのでしょうか?
■ 発音の違い
オーストラリア英語には、2つの特徴的な発音があります。
1つ目は「r」の発音。
「r」の発音をする時は、しっかり舌を巻くように教えられたと思います。しかし、オーストラリア英語の発音では、「r」は舌を巻かず、最後をはっきりとはっきりと発音しません。そのため、日本人にとっては「カタカナ発音」に聞こえます。
2つ目は「a」の発音。
アメリカ英語では多くの場合「エー」「エィ」ですが、オーストラリア英語では「ア」「アィ」と発音されます。
Dangerous
⇒デンジャラス(米)/ダィンジャラス(豪)
Face
⇒フェイス(米) / ファイス(豪)
Classmate
⇒クラスメイト(米) / クラスマイト(豪)
■ 語尾を「~ie」にする
オーストラリアの人達は、単語の最後を「ie」にしたがります。(笑) 最初は何の事か全然わからないと思うので、少しづつ慣れていく必要があります。
Breakfast ⇒ Brekkie (ブレッキー)
BBQ ⇒ Barbie (バービー)
Australian ⇒ Aussie (オージー)
■ オージー英語フレーズ
次は、オーストラリア英語の代表的なフレーズ集。
■ どういたしまして
⇒ You’re welcome(米) / No worries(豪)
⇒発音は「ノー ウォーリーズ」
■ こんにちは
⇒ Hello(米) / Good day, mate(豪)
⇒ 発音が「グッダイ、マイト」になるので注意!
■ 紅茶
⇒ a cup of tea(米) / cuppa(豪)
⇒ 「カッパー」と発音します
■ めっちゃ
⇒ Very(米) / Bloody(豪)
⇒ 少し砕けた表現ですが、「It’s bloody cold today !(今日めっちゃ寒いな!)」このように「Very」の代わりに使われることが多いです。
■ 最後に
よく「オーストラリア英語は訛っている」と聞きますが、これは正しくありません。日本人は一般的にアメリカ英語しか聞いたことがないため、オーストラリア英語の発音が訛っているように感じてしまうだけなのです。
もっと言えば、オーストラリア英語はアメリカ英語よりも、英語発祥の地 イギリスのクィーンズ・イングリッシュに近いので、視点を変えると「アメリカ英語の方が訛っている」と言い換えることもできます。
英語は今や世界中で使われていますが、国によって様々な違いがあります。その違いによって、マイナスイメージが付く時代は終わりつつあります。まずは偏見を捨てて、色々な国の英語に触れてみましょう!
written by 日本ワーキングホリデー協会
KOTARO