今回は読者様から届いたご質問にお答えします♪
多くの質問を頂いているので、徐々にお答えしていきますね!
質問1 : 「could be」「would be」「should be」「might be」などの使い方、使い分けを教えてください。
質問2 : asの文法に色々な使い方があっていまいちよくわかりません。
質問3 : 「have」と「have got」、「will」と「be going to」の違い
「could be」「would be」「should be」「might be」などの使い方、使い分けを教えてください。 | |
「可能性の大きさ」で使い分けましょう。 |
「could be」「would be」「should be」「might be」は、「~かもしれない」という意味で使われます。では早速、「私はもっと上手な歌手になれるかもしれない」を英訳しながらニュアンスの違いを見ていきましょう!
「could be」は将来に可能性がある場合、つまり叶いそうな願望を示します。なので「I could be a better singer, if I practice more. (もっと練習をすれば、私はもっと上手な歌手になれるかもしれない)」となります。
「would be」は未来への推測、憶測として使われます。「I would be a better singer, if I practice more. (もっと練習をすれば、私はもっと上手な歌手になれるだろう)」となり、「could be」と比べるとより大きな可能性を含んでいる文章になります。
一方、「should be」を使うと「本当は○○かもしれない(しかしそうなっていない)」というやや否定的な意味を含みます。今回の例文に当てはめると「I should be a better singer, because I practice everyday.(毎日練習をしているんだから、私は上手な歌手になれるかもしれない。(だが実際は上手くない)」となり、上記の2つとは意味合いが大きく変わってきます。
最後に「might be」ですが、日本語的な「~かもしれない」という使い方はこれが一番マッチしているかもしれません。「might be」は本当に憶測だけなので、「I might be a better singer.(私は上手な歌手になれるかもしれない。(なれないかもしれない)」となります。
また、日本語の「~するかも」「たぶんね」と同じ感覚で「may be」「might be」「could be」「would be」を使うと、向こうの人を怒らせてしまうかも…? ⇒ 【関連記事】間違ったMay beの使い方
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asの文法に色々な使い方があっていまいちよくわかりません。どれがどの使い方なのかとも見分けがつきません。もし分かり易い覚え方などあれば教えてください。 | |
「as ~ as」の文章は、それぞれのasの役割を知ることから始めよう |
「as ~ as」を「~と同じくらい~」と覚えてしまうのはあまりよくありません。大切なのは、一回目のasと二回目のasは役割が違う事を理解して、前後で分けて文章を訳すことです。
一回目のasの役割は「同じくらい~、~の様に」という意味を表すこと。
二回目のasの役割は「基準・対象」を示すこと。
「He is tall.(彼は背が高い)」を例に解説していきましょう!
この文章にasがひとつ入ると、「He is as tall.(彼は同じくらい背が高い)」になります。文章としては間違いではないのですが、比較対象が無いのでこの文章だけでは意味が通じません。
そこで二つ目のasの出番ですが、一度文を区切って考えてみましょう。すると、「He is as tall, as I.」「彼は同じくらい背が高い、私を基準にして」となり、最終的に「彼は私と同じくらい背が高い」という訳に変換することができるようになります。
このように二つ目のasの前で一度文章を区切る癖をつけると、例えイディオムなど別の形で「as~as」が出てきても理解しやすくなりますよ。
例)「I walked as far, as could go.」(私は遠くへ歩いた、私基準で行ける所まで)⇒(私は歩けるところまで歩いた)
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「have」と「have got」は、一緒の意味でしょうか。 「will」と「be going to」はどういった時に使いわければ 良いでしょうか。 | |
「have」と「have got」は基本同じ意味。「will」と「be going to」は確定しているかどうかの違いがあります。 |
「have」と「have got」は基本同じ意味で、特にニュアンスの違いなどもありません。
強いて挙げれば「have got」は口語的な表現なので主に会話で使われ、「have」は書き言葉的な表現なので論文やよりフォーマルな場で使用されます。例えば「I have a problem.」より「I’ve got a problem.」の方がフレンドリーな印象を与えます。
続いて「will」と「be going to」の違い。一言で解説すると「未来が確定しているか、していないか」で使い分けます。
「Will」は未来を予定ではなく「予測」として表現します。例えば「It will rain tomorrow. (明日は雨が降るだろう)」という文章でも、実際に雨が降るかどうかはあくまで個人の予測にしかすぎません。
一方「be going to」は、事前に計画していたことや、確定的な未来の出来事の表現になります。なので「It is going to rain tomorrow. (明日は雨が降るだろう)」であれば、天気予報やその日の空模様を見て「絶対に雨が降る」と言い切る形になります。