前置詞「to」「for」の使い分け!


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前置詞の使い分けについて悩んでいます。「to」と「for」の違いをご説明いただけますでしょうか?よろしくお願いいたします。

 

今回は、読者さんから届いた質問にお答えします!

 

to」と「for」はどちらも「~へ向かって」と翻訳できてしまうため、どんな違いがあるのかで混乱してしまう人が多いようです。

 

基本的に使い分けは、「結果を含んでいるかどうか」「その行動が相手を必要とするかどうか」で判断します。

 

結果を含んでいるかどうか」に関しては、移動に関する例文を使うと分かりやすいです。「for」は「向かう方向」だけを意味しますが、「to」には「向かう方向」と「到達する」という意味が含まれます。

 

The airplane left for Japan.飛行機は日本に向けて出発した

for」を使う場合、「日本へ」という方向と「飛行機が出発した」という事実まではわかりますが、実際に飛行機が日本へ到着したかどうかはわかりません。

 

The airplane went to Japan.飛行機は日本へ行った

一方で「to」を使う場合は、「飛行機が日本へ到着した」という事実が含まれていることが分かると思います。

 

 

その行動が相手を必要とするかどうか」はそのままの意味です。

 

I bought a book for you.あなたのために本を買った

この場合、「本を買う」という行動は相手がいなくても実行可能です。なので「for」を使います。

 

I showed a book to him.彼に本を見せた

一方で「本を見せる」という行為には相手が必要なので、「to」を使わなければなりません。

 

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この2つのルールを意識できるようになると、暗記せずとも「to」と「for」を使い分けられると思いますよ!

 

日本ワーキング・ホリデー協会

KOTARO

 

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