ハロウィンには英語で怖い話!第4話


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今週もハロウィンにちなんだ、英語でショートストーリー「Goosebumps (怖い話)」をご紹介します!

 

第1話はこちらから

第2話はこちらから

第3話はこちらから

 

今週は少し長めのお話し!

 

ストーリーを読んで、自分のリーディングスキルをテストしてみましょう!覚えておくと便利な単語やイディオムも一緒に紹介してみます。また、自分ならどんな風に訳すか、意訳を考えてみるのもおススメな勉強法です。

 

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Story No.6 : Reflection

A 15 years old girl was babysitting her little sister while her parents went out to a party. She sent her sister off to bed around 21:30 while she stayed up to watch her favorite TV show.

 

She sat in her recliner chair with a blanket and watched until TV show went off at around 22:30, after it went off she turned around in her seat to face the big glass door and watched the snow fall.

 

She sat there for about 5 minutes or so when she noticed a strange man walking toward to the glass door from outside. She sat there staring as he stared at her back. He started to pull a shiny object out from his coat.

 

Thinking it was a knife, she immediately pulled the blanket over her head. After about 10 minutes, she removed the blanket and saw that he was gone. She then called 911 and they rushed over.

 

Two cops walked into her house to tell her the bad news. They examined outside of the glass door for any footprints in the snow, but there were none to be found. However they noticed trails of big wet footprints leading up to the chair where she was sitting.

 

The man she saw staring at her was not standing outside, but he was standing behind her and what she saw was his reflection.

 

 

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ストーリー6:反射

ある夜、少女はパーティーに出かけた両親の代わりに妹の子守りをしていました。21:30頃には妹を寝かしつけたのですが、彼女自身は楽しみにしていたテレビ番組を見るためにしばらく起きておくことにしました。

 

ブランケットを羽織ってリクライニングチェアに座りテレビを見ていましたが、、22:30頃に番組が終わった後はテレビを消して、大きなガラス戸から雪が積もるのを眺めていました。

 

そうして5分ほどたったころ、外からガラス戸に向かって、奇妙な男が近づいてきていることに気がつきました。彼女がその男性を見つめていると、彼も彼女を見つめ返してきたのです。そして男は、コートから、光沢のある何かを取り出しました。

 

それがナイフだと思った少女は、とっさにブランケットを頭にかぶりました。それから10分ほど経ち、ブランケットから顔を出すと、男はすでにいなくなっていました。そのあとすぐに通報をし、警察が彼女の家へと駆けつけました。

 

彼女の元へとやってきた二人の警察官は、恐ろしい事実を彼女に伝えました。それは、ガラス戸の外に足跡がないか調べたけれど、犯人の痕跡を見つけることが出来なかったこと。そして、濡れた、大きな足跡が、彼女の座っていた椅子のすぐ後ろまで続いていたことでした。

 

彼女が「ガラス戸の外にいる」と思っていた男は、家の中で彼女のすぐ後ろまで迫っていた、ガラス戸に反射した男の姿だったのです。

 

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sent her sister off to bed …「sent off ○○ to bed」は「○○をベッドに送る(眠らせる)」という意味。「I’m off to bed」(そろそろ寝るよ)といった表現もよく使われます。

 

stayed up …「夜遅くまで起きている、寝ずに起きている」という意味で、「I stayed up late last night」などは日常会話でもよく使われています!

 

went off …「went off」は「go off」の過去形です。「go off」には様々な意味があります。今回のように音や光が「~が終わる/消える」という意味のほかにも、「go off to ~」で「~に向かって出発する」という意味もあります。

 

or so …日本ではあまり聞かない表現ですが、英語の日常会話では頻繁に使われています。「or so」には「~くらい」という意味があり、主に「だいたいの数値」をあらわすときに用意られます。

 

rushed over …「rush」は「急いで」、「over」には「こちら側/あちら側」という意味があるので、合わせて「こちらに急ぐ」⇒「駆けつける」になります。

 

none to be found …「to be found」だけでは「~が見つかった」ですが、「None」が付くことで「何も見つからないが見つかった」という意味となり、最終的に「何も見つからなかった」という訳となります。

 

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いかがだったでしょうか。ショートストーリーは声に出して読んでみると、さらなる英語上達につながりますよ!

 

 

日本ワーキング・ホリデー協会

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