前置詞としてみる機会・使う機会が圧倒的に多い「in」「on」「at」の3つ。似たような場面で出てくるので、よくどれを使ったらいいか混乱しますよね。
今回は、「in」「on」「at」の前置詞がよく使われる「時間」と「場所」のシチュエーションに絞って、それぞれの意味と使い方を解説していきます!
1)時間の表現
まず、時間を表現するときに使われる「in」「on」「at」は、時間としての幅の長さや、時間の流れを意識できるかどうかで使い分けるイメージです。
大まかなイメージですが、「in > on > at」の並びで時間の幅や意識の置き方が変わります。ひとつずつ見ていきましょう!
まずは「in」。
「in this summer」「in 2022」「in the morning」「in a day」のように、幅のある期間に対して使われます。
次は「on」。
「on Monday」「on the weekend」のように、1~2日くらいの、特定の期間に対して使います。
最後は「at」。
「at」は点のイメージで、より細かな、ある一点の時間に対して使われます。「at 9:00 am」などが分かりやすいですね。
ではここで問題です。
どうして朝は「in the morning」なのに、夜は「at night」なのでしょうか?また、逆に「at morning」や「in the night」はなぜ基本的に使われないのでしょうか?
結論から言うと、理由は諸説あるみたいです(笑)
基本的に幅のある期間を指しているので、「in the morning」が正しいカタチでありこれに従うなら「in the night」であるべきです。
しかし、「night」には「寝ている」という意味もあると考えられていたため、「寝てから起きるまでの期間は(意識できないので)点として扱う」という意味合いで「at night」が定着したとも言われています。
2)場所の表現
次は場所を表現するときに使われる「in」「on」「at」。こちらも時間と同じで、空間の大きさや場所によって使い分けるイメージです。
まず、「in」は特定の大きな空間のイメージで、その中に何かがあるときに使います。「in the world」「in Japan」「in my bag」
「on」は面のイメージ。面の上に何がが乗っていることを表現するときは、基本体に「on」で間違いないです。「on the table」「on the hand」「on 5th floor」
最後の「at」はより具体的な点のイメージで、明確な場所や特定の建物を指すときに使います。「at my house」「at the school」
場所でも気を付けないといけないのが「at」と「in」の使い分けです。場所が特定されていても、建物の内部などを指定する場合は「in」を使いましょう!
3)まとめ
日本語の「に」「を」「が」のような使われ方をする「in」「on」「at」の前置詞ですが、それぞれがもつイメージで理解しておけば、しっかり使い分けることができるようになると思います!
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