英語も国によって色々と違いがあることはよく知られていますが、その中で特に知っておくべきなのが「イギリス英語とアメリカ英語の違い」です。
今回は、イギリス英語とアメリカ英語の、3つの大きな違いについて解説します。
1.発音の違い
まず大切なのが「r」の発音。アメリカ英語ではしっかり舌を巻いて発音されますが、イギリス英語ではそのままカタカナ読みで発音されます。
例1)「There」
⇒ 「ゼァー(米)」「ゼヤー(英)」
例2)「Your」
⇒ 「ユゥァー(米)」「ユアー(英)」
次は「t」の発音。アメリカ英語では最後の「t」が発音されなかったり、真ん中の「t」が「d」や「r」に近い発音になります。一方イギリス英語では、「t」がしっかりと発音されます。
例1)「What」
⇒ 「ワッ(米)」「ワット(英)」
例2)「Party」
⇒ 「パーディ(米)」「パーティ(英)」
例3)「Not at all」
⇒ 「ノラロー(米)」「ノッタットー(英)」
2.イントネーションの違い
イントネーションには「上がり口調(文末の音が上がる)」と「下がり口調(文末の音が下がる)」があり、イギリス英語ではよく下がり口調が使われます。
例)「Are you hungry?」
アメリカ英語では「アーユーハングリー?」の赤字部分で音が下がり、青字部分で音が上がる。イギリス英語ではその逆で、赤字部分で音が上がり、青字部分で音が下がります。
3.単語 / スペルの違い
最後は単語の違いとスペルの違い。
まずはイギリス英語とアメリカ英語で、言葉が変わる単語からご紹介します。
「サッカー」
⇒ 「Soccer(米)」「Football(英)」
「エレベーター」
⇒ 「Elevator(米)」「Lift(英)」
「ズボン」
⇒ 「Pants(米)」「Trousers(英)」
続いて、微妙にスペルが変わる単語を紹介します。
「色」
⇒ 「Color(米)」「Colour(英)」
「中心」
⇒ 「Center(米)」「Centre(英)」
「会話」
⇒ 「Dialog(米)」「Dialogue(英)」
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日本人はアメリカ英語に慣れてるため、最初はイギリス英語に対して違和感があると思います。イギリス英語だけでなく、色々な国の英語を知っておけば、これからのグローバル社会においてとても強いアピールポイントになる事を覚えておきましょう!