相手に対して、「第三者が言った文章」を伝えたいときの主語をいつも迷います。 例えば、Cさんが「Aさんが”I’m smart”と言ったことをBさんに伝えたい」時、Cさんは「A said “I’m smart.”」と言うべきなのか、「A said “A is smart.」と言うべきなのかがわかりません。 文章にすると「A said “I’m smart.”」でもいいと思いますが、口頭で「A said “I’m smart.”」とCさんが伝えると、「Aさんは、私(Cさん)が賢いと言った」という意味になってしまいませんか? 間違った意味にとられてしまう可能性もあるので、主語は変えるようにしましょう。 文章として間違ってはいませんが、質問者の方が懸念されているように、会話で「A said “I’m smart.”」と伝えると、主語がぶれてしまい「誰が”smart”なのか」という部分で勘違いをされてしまうかもしれません。 もし口頭で伝えるのであれば、「A said “A is smart”.」、もしくは「A said “he/she is smart”.」と主語を変えるほうが相手に意味が伝わりやすいです。日本語でも、「Aさんは”私は賢い”って言っていた」だけだと、結局誰が「賢い」のイマイチかわからないですよね。それと同じです。 また、英語は「文脈から内容を察する」ことをあまり得意としません。基本的にその文章内で、「主語」と「主語の状態」を明確にしなければならないルールがあります。 […]
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問題です。次の例文の下線に入るのは、「Job」でしょうか?「Work」でしょうか? 「What is your ___ ?」(あなたの仕事は何ですか?) 正解は「Job」! 「Job」も「Work」も「仕事」と訳すことができますが、使われ方が異なります。 「Job」は名詞として扱われ、数えられるもの、特定の仕事、業務内容を表す際に使われます。 「Work」は動詞でも名詞でも使われますが、数えられないもの、働く場所や働くこと自体を指します。 レストランでの仕事を例に使い方を紹介してみます。 まず「Work」を使うと、「I work at restaurant.(レストランで働いています)」のように「レストランで働いている事」は説明できますが、それだけでは「どんな仕事をしているか」までは特定できません。 一方「Job」を使うと、「My job is a waiter.(私の仕事はウェイターです)」のように、仕事の内容を特定することができます。 なので、もし海外で仕事を探すなら、「I’m looking for a job」という言い方にすることで、「何か特定の仕事を探している」というニュアンスになるので、採用率や自分のやりたい事を見つけやすくなると思いますよ! […]
皆さんはスターウォーズ・シリーズを知っていますか?新作「スターウォーズ フォースの覚醒」が去年末に公開され、大きな話題になりました。(DVDレンタルも始まったようなので、まだご覧になったことが無い方は、ぜひ視聴してみてください!) スターウォーズには頻繁に登場する、お決まりのフレーズがあります。それが、「May the Force be with you」(フォースが共にあらんことを)というものです。 この文章、どうして「May」からはじまり、「Force」が大文字になっているのでしょうか? ■ 「Force」と「force」は違うもの 「force」とは本来、「力」「勢い」「強制する」という意味をもつ動詞です。しかし、スターウォーズの中で出てくる「Force」は、未来予知、人の心を操る、念動力といった超能力のような力のことを指しています。なので動詞としての「force」とは区別され、大文字の「Force」として表記されています。 ■ 「May」からはじまる文章は「願望」を意味する 「May」からはじまる文章は、助動詞を文頭に持ってくる倒置の形になっていて、「願望や祈り」を意味しています。 通常であれば主語は「The Force」なので、「The Force may be with you」となるのですが、倒置を用いて「May the Force be with you」とすることで、より「祈り」のニュアンスを高めている、というわけなんです。 スターウォーズにはたくさんの名セリフが出てきます!日本以上に海外での知名度が高いので、海外に出発する前に一度見ておけば話を合わせられるでしょう。 […]
ちょっとしたミスをした時、「しまった!」「やっちゃった!」というフレーズを思わず口にしますよね。そんな時、ネイティブならなんて言うのでしょうか?? とっさに出てくる言葉なので、「fuck」「shit」等の汚い言葉を使う人もいます。しかし、それらの言葉を嫌う人もたくさんいますし、職場や学校では絶対に使ってはいけない言葉なので気をつけましょう。 ■ ネイティブがよく使う表現 「Damn !」(デェム) 辞書には「(神が人を)永遠に罰する」という物騒な意味で紹介されていますが、実際は「くそぅ!」「チクショー!」と同じ様なニュアンスで使われます。 「Oh God !」(オゥ・ゴッド) 「おぉ、神よ!」と直訳することもできますが、もっと軽めに「なんてこった!」という意味として使うこともできます。 「Sugar !」(シュガー) / 「Should !」(シュッド) とっさにこれらの言葉を使う人もいますが、単語には深い意味がありません。前述したように「shit」という言葉を嫌う人もいるので、その代わりに「S」から始まる似たような発音の言葉を使うのです。 日本ワーキングホリデー協会 KOTARO
朝、出社した時の挨拶を英語でしたのですが、どう伝えればいいのでしょうか 基本的には「Good Morning」ですが、もう一言付け足すとよいでしょう! 英語には明確な敬語がないため、基本的には「おはよう」という意味で「Hello」「Hi」「Good Morning」を使っても大丈夫です。しかし、もう一言つけ加えるだけでより言葉の印象を良くすることができるんです! ■ 「Sir(サー)」を使う 「Yes, sir! (イエッサー)」などでよく目にすると思いますが、「Sir」とは目上の男性を呼ぶ際の呼称なんです。目上の男性に対して「Sir」を使うことで、より上品な印象を相手に与えることができます。 「Good morning, sir.」 しかし!女性に対しては注意が必要。女性も「Sir」と同じ様に目上の方の呼び方があるのですが、「Ma’am(マァム)」「Miss(ミス)」「Mis(ミズ)」と、年齢や既婚/未婚の方に応じて呼び方が変わるので、それを差別的だと感じる方が増えてきているようです。この場合は、何もつけずにそのまま伝えた方が、逆に丁寧なんです。 ■ ただ挨拶するのではなく一言添える ただ「Good Morning」と伝えるのではなく、「Good morning. How is everything?」(おはようございます、調子はどうですか?)のように、一言添えるだけで印象が良くなります。その他にも「It’s a fine day today」(今日はいい天気ですね)などもよいでしょう。 ■ 「Morning」だけでも「おはよう」の意味になる? […]
今回は最近何かと耳にするフレーズ、「ゲスの極み」を英語に訳してみましょう。 ■ そもそも「ゲス」とはどんな意味? 「ゲス(下種 / 下衆)」とは「心根の卑しいこと / 下劣なこと / また、そのようなさまやその人」を指す言葉。あまり日常的には使われない言葉ですね。 「ゲス」という言葉を直接的に表現する英語はないようで、辞典を引いても「卑しい」と言う意味の「Vulgar」、「いじわる」とい意味の「Mean」、「(身分などが)卑しい」という意味の「Humble」といった英単語がヒットします。 直訳として意味は間違っていませんが、どの英語単語もいまひとつ「ゲス」という単語には結び付きにくいです… ■ うまく英語へ訳すには? 英語を直訳しても、微妙に意味が変わってしまいイマイチ ピンとこない。そんな時に意訳が使われます。 「ゲス」が本来持つ「卑しい」という意味からは外れますが、「最低」という意味の「Worst」や、「礼儀知らず」という意味の「Rude」を使うことで、「ゲスの極み」という言葉のニュアンスに近づけることができます。 「the Worst of the Worst」 (最低の中の最低)⇒(クズの中のクズ)⇒(ゲスの極み) 「the Height of Rudeness」 […]
英語も国によって色々と違いがあることはよく知られていますが、その中で特に知っておくべきなのが「イギリス英語とアメリカ英語の違い」です。 今回は、イギリス英語とアメリカ英語の、3つの大きな違いについて解説します。 1.発音の違い まず大切なのが「r」の発音。アメリカ英語ではしっかり舌を巻いて発音されますが、イギリス英語ではそのままカタカナ読みで発音されます。 例1)「There」 ⇒ 「ゼァー(米)」「ゼヤー(英)」 例2)「Your」 ⇒ 「ユゥァー(米)」「ユアー(英)」 次は「t」の発音。アメリカ英語では最後の「t」が発音されなかったり、真ん中の「t」が「d」や「r」に近い発音になります。一方イギリス英語では、「t」がしっかりと発音されます。 例1)「What」 ⇒ 「ワッ(米)」「ワット(英)」 例2)「Party」 ⇒ 「パーディ(米)」「パーティ(英)」 例3)「Not at all」 ⇒ 「ノラロー(米)」「ノッタットー(英)」 2.イントネーションの違い イントネーションには「上がり口調(文末の音が上がる)」と「下がり口調(文末の音が下がる)」があり、イギリス英語ではよく下がり口調が使われます。 例)「Are you hungry?」 アメリカ英語では「アーユーハングリー?」の赤字部分で音が下がり、青字部分で音が上がる。イギリス英語ではその逆で、赤字部分で音が上がり、青字部分で音が下がります。 3.単語 […]
以前このブログで、「小学生向けの問題を英語で解く」という記事を紹介した事があります。 【関連記事】小学生向けの問題を英語で解いてみよう! 今回はそのパート2! 小学生向けの簡単な問題でも、いざ英語で聞かれると答えられないものです。4問中、何問正解できるか挑戦してみてください! ========== 1. How many sides does an octahedron have? 1) 6 sides 2) 8 sides 3) 12 sides 4) 20 sides 2. Choose the symbol […]
以前ブログで、「I never saw a saw saw a saw」という文章を紹介したことがあります。 【関連記事】おもしろ英語フレーズ 「saw a saw saw a saw ?」 今回も同じ様に、同じ単語を繰り返す文章を紹介してみたいと思います。 今回の文章はこちら! 「James while John had had had had had had had had had had […]
学校で、職場で、日々の生活で、っみなさんにも様々な不安や悩みがあると思います。 悩みができたら自分で抱え込まずに、まず誰かに相談することが大切!そこで今回は、英語で「相談」してみましょう! まず最初に、「相談する」を調べると「consult (コンサルト)」という単語が出てきます。「Consult」には「相談する/助言してもらう」という意味があり、文章では「I want to consult with you (あなたに相談したい事がある)」となります。 しかし、この「Consult」は「専門家からの意見を聞く」というニュアンスが強いので、日常英会話ではほとんど使われません。 日常英会話では、以下の3つの表現がよく使われます! 「I need to talk to you」 (君と話す必要があるんだ) 「I need your advice」 (君のアドバイスが必要なんだ) 「I have something […]