文法的には間違ってはいないけど、本来言いたかったニュアンスとは違った意味で伝わってしまい、相手を不快にさせてしまう。英語にはそんな、使わない方がいい表現がいくつもあります。 中には「え!?これもダメなの?」というレベルの表現もあるので、これから紹介する表現は必ず頭に入れておいてください。 1)聞き返すとき一言 相手が行ったことを聞き取れなかった時、「What?」だけで聞き返すのはNGです。「なに?」と聞きたいわけなので文法としては間違っていませんが、とても失礼に態度に受け取られます。(喧嘩腰の態度に受け取られるかも) 相手に聞き返すときは、「What was that?(今なんて?)」「Could you say that again?(もう一回言って?)」がよく使われます。もし聞き返しを一言で済ませたいなら、「Sorry?(ごめん、なんて?)」と伝えるのがベターでしょう。 2)「~できますか?」 例えば「一緒に野球できますか?」と誰かを遊びに誘いたい時、「Can」を使って「Can you play baseball with me?」と聞きたくなりますが、この表現はNGです。 「Can」は「~ができる能力を有していますか?」という意味を内包しているので、上記のような聞き方をすると「私と一緒に野球できるだけのスキルがありますか?」という意味になってしまうんです!これはかなり失礼な発言になってしまいますね。 一緒に野球をしたい時は、「Do you want to play baseball with me?」と聞きましょう! […]
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顧客へのお知らせメールの表題は「Notice」でいいのですか? 今回は、読者さんから届いた質問にお答えします! 何かを通知することを「Notice」と言いますが、「Notification」という表記も見たことがあると思います。この二つの違いは何なのでしょうか? どちらも「通知」「発表」「告知」という意味で使われますが、「Notification」が名詞なのに対し、「Notice」は名詞だけではなく動詞としても使うことができます。 ========== ■ Notification ・)告知などの行為そのもの ・)正式な発表・告知 例)Please give me a notification when you are done. (あなたが終わったら通知ください) ■ Notice 【名詞】 ・)通知、予告、通告 ・)掲示、案内、看板 ・)注意、警告 【動詞】 […]
海外では「YES」か「NO」を使ってしっかり意思表示することが好まれるため、はっきりしない答えは「どっちなの!」と相手の機嫌を損ねてしまうかもしれません。 しかし、どちらとも答えられない場合や、どちらとも言いたくない場面も必ずあります。そんな時にどんな言葉を使うべきか、「曖昧回答」に使える英語フレーズを紹介します。 ■ 状況による時 天候や参加者など、何かしらの要因が絡むことで答えが変わる場合は「It depends(場合によるかな)」を使います。 「depends on」は相手に答えを決めてもらう時にも使えるので、「It depends on you(あなた次第よ)」も併せて覚えておきましょう。同じような意味で「It’s up to you」もありますが、微妙に意味が違うので気を付けてください。 「It’s up to you」 … (あなたが~するのを決めるのは)あたな次第 「It depends on you」 … (私が~するのを決めるのは)あなた次第よ ■ どっちかわからない時 単純に答えが分からない時は、「I don’t know(知らないです)」「I’m not […]
ネイティブの人達はよく「Ugh」「ew」「blah-blah」といった言葉を口にします。それぞれどんな意味なのでしょうか? ■ 「Ugh (ァグ)」と「Ew (ィウー)」 2つとも何かの略語っぽいですが、実はそのままで「うぇ」「げぇ」といった、嫌悪感を表す間投詞なんです。 例えば、何か強烈な匂いがするものを嗅いだ時、「うっ」ってなりますよね。そんな時に使うのが「Ugh」や「Ew」です。 例) A「Ew! What’s this smell?」 (うぇ!この匂いはなに?) B「My pants. I haven’t washed it for a month」 (ボクのズボンだよ。1ヶ月くらい洗ってないんだ) A「That is DISGUSTING 」 (なにそれ汚い!!) […]
「~だと思う」と伝える時、「I think ~」ばかりを使っていませんか? もちろん間違いではありませんが、「どれくらい確信があるのか」によって「Think」以外のフレーズを使い分けることができると、会話表現の幅がぐっと広がりますよ! 「Think」以外の「~だと思う」という意味のフレーズは、「Suppose」「Guess」「Believe」などです。違いをそれぞれ確認してみましょう! ■ Think 「I think this is true」 Thinkを使った場合は、「~だと(確かに)思う」というニュアンスになり、強い確信をもった意味にあります。 ■ Suppose 「I suppose this is true」 Supposeを使った場合は、「(たぶん)~だと思う」となり、Thinkに比べて少し弱い意味になりますが、Supposeは「自分の知識や経験を元に憶測する」という意味合いもあるので、どれくらい強い意味なのかは個人差があります。 ■ Guess 「I guess this is true」 Guessは「憶測」という意味合いが強いので、「(証拠はないけど)~だと思う」となります。憶測の域を出ないので、確証の度合いではThinkやSupposeより弱いニュアンスです。 ■ Believe 「I […]
「赤っぽい色」 「あの人、芸能人っぽいよね」 「猫っぽい動きをしてる」 日常会話でよく使われている「~っぽい」という言葉です。「~っぽい」は英語だと、その前にある単語やニュアンスによって様々な形で表現されます。 多く使われるのは「~ish」。基本的に「色」「時間」「人物」に対して使われます。しかしニュアンスとしてややネガティブな印象を与えることもあります。 「Red-ish」(赤っぽい) 「Five-ish」(5時くらい) 「That is Kotaro-ish thinking.」 (コタロっぽい考え方だね) その他に「like」もよく使われます。 「Taste like a chocolate」 (チョコっぽい味がする) 「You are acting like an idiot」 (バカっぽいぞ) 「~ish」と「like」の使い分けに関しては厳密なルールが決まっていないようです。 ただ、「~ish」の方がカジュアルな印象があるので、ビジネスシーンでの使用は控えた方が良いでしょう。 […]
今日は英語の短縮形に関するお話し。そもそも短縮形ってなんでしょうか? 短縮形とは、「I am」を「I’m」、「It is」を「It’s」という風に短縮することを指します。 普段から何気なく使われていますが、実は「don’t」と「do not」の様に短縮すると微妙にニュアンスが変わってしまう単語もあるんです! では、具体的にどこが違うのでしょうか。答えはその言葉の持つ「強さ」です。 例えば、短縮形を使った「I don’t like this book.」であれば「この本、好きじゃないわ」と訳されます。 しかし、短縮せずに「I do not like this book.」になると、「こんな本、大嫌い!」くらいの意味合いになってしまうんです。 これ理由は、文章内のアクセントの場所が変わるから。 I don’t like this book. I do not like […]