日本では「テンション」という単語を、「調子」「気分」といった意味合いで使っています。 ハイテンションだと、「調子がいい」「気分がいい」 ローテンションだと、「気持ちが上がらない」 しかし、本来「tension」という単語は「緊張」や「張りつめている状態」のことを指し、日本で使われているような「気分の良し悪し」を表現する言葉ではないんです! そのため、「あなた今日はハイテンションね~」なんて言い回しを海外でしてしまうと、「何言ってるんだこいつ?」みたいな顔をされてしまうかも。 気分が高まっていることを相手に伝えたいのであれば、「excited」「fired up」「high」などの単語を使うようにしましょう。 「He is fired up.」 「彼、調子いいね(テンション高いね)」 「I’m so high!」 「テンション上がってきた!」 逆に、気分が落ちている時は「I’m feeling low today.」「今日はテンション上がらない」と伝えるとよいです。「Depress(憂鬱)」を使ってもいいですが、深刻な状況だと受け取られてしまうかもしれません。 なぜ「テンション」が今のような意味合いで使われるようになったかはハッキリしていませんが、ミュージシャンのライブで「テンションコード」を弾くと会場が盛り上がったことから、「テンションを上げよう」という言い回しができたともいわれています。 「テンション」以外にも間違えやすい和製英語がたくさんあるので、海外に出発する前にしっかり確認するようにしましょう! […]
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相手に対して、「第三者が言った文章」を伝えたいときの主語をいつも迷います。 例えば、Cさんが「Aさんが”I’m smart”と言ったことをBさんに伝えたい」時、Cさんは「A said “I’m smart.”」と言うべきなのか、「A said “A is smart.」と言うべきなのかがわかりません。 文章にすると「A said “I’m smart.”」でもいいと思いますが、口頭で「A said “I’m smart.”」とCさんが伝えると、「Aさんは、私(Cさん)が賢いと言った」という意味になってしまいませんか? 間違った意味にとられてしまう可能性もあるので、主語は変えるようにしましょう。 文章として間違ってはいませんが、質問者の方が懸念されているように、会話で「A said “I’m smart.”」と伝えると、主語がぶれてしまい「誰が”smart”なのか」という部分で勘違いをされてしまうかもしれません。 もし口頭で伝えるのであれば、「A said “A is smart”.」、もしくは「A said “he/she is smart”.」と主語を変えるほうが相手に意味が伝わりやすいです。日本語でも、「Aさんは”私は賢い”って言っていた」だけだと、結局誰が「賢い」のイマイチかわからないですよね。それと同じです。 また、英語は「文脈から内容を察する」ことをあまり得意としません。基本的にその文章内で、「主語」と「主語の状態」を明確にしなければならないルールがあります。 […]
問題です。次の例文の下線に入るのは、「Job」でしょうか?「Work」でしょうか? 「What is your ___ ?」(あなたの仕事は何ですか?) 正解は「Job」! 「Job」も「Work」も「仕事」と訳すことができますが、使われ方が異なります。 「Job」は名詞として扱われ、数えられるもの、特定の仕事、業務内容を表す際に使われます。 「Work」は動詞でも名詞でも使われますが、数えられないもの、働く場所や働くこと自体を指します。 レストランでの仕事を例に使い方を紹介してみます。 まず「Work」を使うと、「I work at restaurant.(レストランで働いています)」のように「レストランで働いている事」は説明できますが、それだけでは「どんな仕事をしているか」までは特定できません。 一方「Job」を使うと、「My job is a waiter.(私の仕事はウェイターです)」のように、仕事の内容を特定することができます。 なので、もし海外で仕事を探すなら、「I’m looking for a job」という言い方にすることで、「何か特定の仕事を探している」というニュアンスになるので、採用率や自分のやりたい事を見つけやすくなると思いますよ! […]
朝、出社した時の挨拶を英語でしたのですが、どう伝えればいいのでしょうか 基本的には「Good Morning」ですが、もう一言付け足すとよいでしょう! 英語には明確な敬語がないため、基本的には「おはよう」という意味で「Hello」「Hi」「Good Morning」を使っても大丈夫です。しかし、もう一言つけ加えるだけでより言葉の印象を良くすることができるんです! ■ 「Sir(サー)」を使う 「Yes, sir! (イエッサー)」などでよく目にすると思いますが、「Sir」とは目上の男性を呼ぶ際の呼称なんです。目上の男性に対して「Sir」を使うことで、より上品な印象を相手に与えることができます。 「Good morning, sir.」 しかし!女性に対しては注意が必要。女性も「Sir」と同じ様に目上の方の呼び方があるのですが、「Ma’am(マァム)」「Miss(ミス)」「Mis(ミズ)」と、年齢や既婚/未婚の方に応じて呼び方が変わるので、それを差別的だと感じる方が増えてきているようです。この場合は、何もつけずにそのまま伝えた方が、逆に丁寧なんです。 ■ ただ挨拶するのではなく一言添える ただ「Good Morning」と伝えるのではなく、「Good morning. How is everything?」(おはようございます、調子はどうですか?)のように、一言添えるだけで印象が良くなります。その他にも「It’s a fine day today」(今日はいい天気ですね)などもよいでしょう。 ■ 「Morning」だけでも「おはよう」の意味になる? […]
ファーストフードを購入して、持ち帰りたい時の一言を教えて下さい 購入した時に「To Go」と伝えましょう ファストフード店などで商品を注文して「お持ち帰り」をしたい時、日本人の感覚だと「Take out (テイク・アウト)」という表現を使ってしまいがちです。 「Take out」でも意味が通じなくもないのですが、「Take out」は「既に持ち帰り用に準備された物」に対して用いられるので、これから微妙に意味が変わってしまいます。 持ち帰りの準備をしてもらう時は、「To go」を使うのが一般的。注文時にも「For here or to go?」と聞かれるので、「To go」と伝えるだけでOKです。 また、海外ではテイクアウトがないレストランでも、店内で食べきれなかった食事をバッグに詰めて持ち帰らせてくれる店舗がとても多いです。もしレストランなどで出てきた食事が食べきれなかったら、「Can I get a to go box?(持ち帰り用の箱を貰えますか?)」もしくは「Could you put this meal in a to go […]
文末に「though(略:tho)」は、同じ様に「〜と思う」とは違いますか? もしかすると、「Thought」と「Though」を混同されているのかもしれませんね。 もしかすると、「Thought」と「Though」を混同されているのかもしれませんね。 「Thought」は「Think」の過去形で、「~と思った」という意味になります。 一方「Though」は、スペルこそ似ていますが全く違う単語で、「でも~だけどね」意味で使われます。リスニングでは最後のTがはっきり発音されないので、聞き間違えをしやすい単語です。 「Though」は文末につけて使われることが多く、その場合は「But(でも)」と同じ意味合いで訳されますが、微妙にニュアンスが変わります。 例1) I like soccer but I’ve never played soccer before. (サッカーは好きだ、でも一度もプレイした事がないよ) I’ve never played soccer before. I like soccer, though. (一度もサッカーをプレイした事がないよ。でもサッカーは好きだけどね。) また、「Thank […]
こんにちは。 「can」 は「be able to」、「want」 は「would like to」でそれぞれ言い換えられますが、わざわざ長いほうを使う時はどのような場面のときなんでしょうか? 同じ意味ですが、ニュアンス的な違いがあります。 「can」と「be able to」、「want」と「would like to」、どちらも同じ意味として使うことができるのですが、自分が本当にいたい事によって使い分ける必要があります。 まず「can」と「be able to」について。 どちらも「~できる」という意味ですが… 「can」は「~できる能力がある」のように、実行する/上手にできるかどうかは別として能力があるというニュアンスを持ちます。 対して「be able to」は「~できる能力があるし、実際にすることができる」といった感じで、実現性を強調するニュアンスがあります。 例) 「I can play soccer」 「私はサッカーができる(身体的にサッカーができる能力を有している)」 「I […]
「もうすぐ11時」 「大体11時くらい」 「11時まであと15分」 このように、時間にまつわる英語フレーズは日常会話でも頻繁に使用します。微妙な表現の違いをしっかりマスターしましょう! では、まずは基本から。 基本的には午前・午後を「am」「pm」を使って表現し、「It’s 9 am (午前9時です)」「Its 5 pm (午後5時です)」このように表現します。 「o’clockは使わないの?」と思われるかもしれませんが、「It’s 9 o’clock」になると「9時ちょうど」という意味になり、微妙に意味が変わってきます。 「午前6時18分」のように「時間+分」を伝える時は、そのまま「It’s six eighteen am」と伝えるだけで大丈夫。 そして、覚えておくと便利なのが、あいまいに時間を伝える時。「大体9時」の時は「It’s about 9」、「もう少しで9時」の時は「It’s almost 9」と伝えましょう。 最後に、英語の時間表現でなにげに苦労するのが「15分刻みの数の数え方」です。 海外では「4分の1 […]
日本人が良く間違える英語フレーズは、日本独自の使われ方で、本来とは違う意味で使われていることが多いです。 今回紹介する「プレゼントする」もその一種。 例) 「彼女に花をプレゼントする」 日本語では動詞として「プレゼントする」を使っているので、英語だと「I am going to present her some flowers」と訳してしまいがちです。 確かに「Present」にも「贈呈する」という意味がありますが、非常に形式ばった表現なので、授賞式やビジネスなどのフォーマルな場でしか使用されません。 誰かに何かをプレゼントする時は、「Give」や「Get」を使うのが一般的!プレゼントする段階であれば「Give」、プレゼントする物が手元にない段階であれば「Get」を使います。 「I am going to give her some flowers」 (彼女に花をあげるつもりだ) 「What should I get for […]
英語で話をしていると、時々変な間があったり、微妙なリアクションを取られたりすることありませんか? これは、「微妙に文法を間違えているから」かもしれません! 下に3つの例文があります。実は、どの文章も微妙に間違った文法が使われています。一体どこが間違っているのでしょうか? 1) 「You are winner」 2) 「I lost my weight」 3) 「Can you drink beer?」 ========== 1) 「You are winner」 一見するとそのまま「あなたが勝者」と訳せてしまいそうですが、実際には「You are the winner」もしくは「You are a […]