新型コロナウイルスによって、様々なイベントや行事の開催に対して自粛ムードが高まっています。 「自粛」という言葉は、「周りからの評価を気にして、自らの行動や態度を控えること」を指します。では、英語だとどのように訳されるのでしょうか? 辞書などで調べると、 で「Voluntarily refrain (自粛)」が出てきます。意味的には「Refrain(慎む)」だけでも問題ないようですが、そこに「Voluntarily(自主的に)」を付けることで、より日本語の「自粛」に近い意味を持たせています。また、「Voluntarily」の代わりに「Self(自身を)」を使ってもOKです。 He has been a mood of voluntary restraint (彼は今、自粛ムードに入っている) The government requested for self-restraint (政府は自粛要請を出した) 「Refrain」以外にも「Voluntarily(自主的に)」+「Restrain(抑制)」「Ban(禁止)」で「自粛」を表現することも可能で、こちらの方がより強いニュアンスになります。 日本ワーキング・ホリデー協会 KOTARO
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メールで、朝のあいさつで、別れのあいさつで… 自然と使われているのが「お疲れ様です」というフレーズです。多くの日本人が好んで使う表現のひとつですが、英語で何と言うかご存知ですか?? 「お疲れ様です」の英訳が難しい要因は、使うシチュエーションによって意味が変わってしまうからではないでしょうか。そして、英語には日本語の「お疲れ様」と同じような使い方ができる便利な単語がありません。そのためその場面に合った英語を選んで使い分ける必要があります。 あいさつとしての「お疲れ様です」 出会ったとき、帰り際などに挨拶として使われる「お疲れ様です」お場合は、「こんにちわ」「さようなら」の英語フレーズを使います。 Hi, how are you? (どうも、お元気ですか?) How’s it going?(調子はどう?) I will see you tomorrow(じゃあまた明日) Have a good one(それではまた) 日本語訳で「意味が違わない?」と思う方もいるかもしれませんが、実はどれも映画などで「お疲れ様です」と意訳されている文章なんです。 これらの文章は会話だけでなくビジネスメールでも使用できます。単純に「Hi」「Bye」だけでもいいのですが、相手を突き放すような印象を与えてしまうこともあるので、注意してください。 ねぎらいの「お疲れ様です」 「お疲れ様です」には、仕事のに対するねぎらいの言葉の意味もあります。 […]
「Are you」と「Do you」の違いを知りたいです 今回は、読者さんから届いた質問にお答えします! どちらも「あなたは~ですか?」といった質問をする際に使われるフレーズなので、どっちを使ったらいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。 文法的な違い まずは基本的な文法の違いから。 ・Are you + 【名詞 or 形容詞】 ・Do you + 【動詞の原形】 このように、「Are you ~」と「Do you ~」では「~」の部分に入れることができる単語が違います。 「Are you ~」の使い方 […]
顧客へのお知らせメールの表題は「Notice」でいいのですか? 今回は、読者さんから届いた質問にお答えします! 何かを通知することを「Notice」と言いますが、「Notification」という表記も見たことがあると思います。この二つの違いは何なのでしょうか? どちらも「通知」「発表」「告知」という意味で使われますが、「Notification」が名詞なのに対し、「Notice」は名詞だけではなく動詞としても使うことができます。 ========== ■ Notification ・)告知などの行為そのもの ・)正式な発表・告知 例)Please give me a notification when you are done. (あなたが終わったら通知ください) ■ Notice 【名詞】 ・)通知、予告、通告 ・)掲示、案内、看板 ・)注意、警告 【動詞】 […]
「They were all most excited about how they got to stay up past bed-time.」これはどんな意味になりますか? 今回は、読者さんから届いた質問にお答えします! 質問で頂いた文章をそのまま訳すと、「彼らは全員、彼らがどうやってこれまで夜更かししたのか、に対して最も興奮していました。」といった文章になると思います。(文章として正しいかどうかは判断しきれません…) 文章を直訳する場合のテクニックですが、下記のように文章を区切って訳していくとスムーズです。 They were all(彼らは全員) most excited about(~に最も興奮した) how they got to stay up(どのように彼らは起きていたのか) past […]
今の英語力では、自分に質問してくださる方の言葉を聞き取ることも、また話したいことを自分の言葉で伝えることも難しいので、少しでも英会話するのに必要なご挨拶や、自己紹介する言葉を覚えて、準備したいです。そしてそれがこれから勉強していく英会話の学びのための突破口になることを期待しています。 単語力や表現方法に自信がないので、今まで学ばせていただいた英語で、自分自身が使っていきたい表現や、フレーズなどをお知らせしたり、それを使って会話したときのことなどお話ししてみようかとも考えています。 今の私に知っておくといいよ という英語フレーズなど何かアドバイスいただけませんか? 今回は、読者さんから届いた質問にお答えします! 英語の問題を解いたりするのとは違い、英会話ではリアルタイムのリアクションを求められるので、英語が苦手な方はとにかく焦ってしまって「何を言っているのかわからない」「言いたいことが言えない」という状況に陥りがちです。そこからさらに焦って…という負のループにもつながります。 大事なのは、「頭の中で文章を作りすぎない事」です。日本人は「正しい文法」に固執しがちで、間違った文法や単語を使ってしまうことに強い拒絶があります。しかし、頭で話す文章を考えすぎてしまうと会話のテンポが悪くなりますし、無暗に習った文法を使おうとするため逆に間違いも起こりがちです。 まずは「3語の英語」あたりを意識しながら会話をしてみてはいかがでしょうか。 【関連記事】難しい英語とおさらば!英語は「3語」だけでOK!? 【関連記事】会話で使える短い英語をマスターしよう また、同じ言い回しばかりを繰り返し使うと会話の幅が狭まるので、色々な言い回しを使えるように練習もしてみてください。 【関連記事】英会話のコツ。ひとつの単語に固執しない 【関連記事】超簡単!「英語でなんでも解説勉強法」 この2点を意識したうえで英語フレーズや英単語を覚えるよにすれば、英会話のスキルは飛躍的に向上すると思います! 【関連記事】初対面の人と話すときに使える英語フレーズ 【関連記事】日常会話でよく使う英語表現 【関連記事】会話のキャッチボールをするための英語フレーズ 最後に、重要なのはミスを恐れず声に出して話すことです! もし英語教室などに通っているのであれば、先生は生徒がミスをすること前提で、そのフォローや訂正をしてくれるポジションなわけです。つまり、英会話教室などではミスを恐れずガンガン発言して先生に都度指摘してもらう方が、頭の中で正解かもわからないフレーズを考えるよりはるかに効率的なわけです! […]
卒業生に贈ることばを教えていただきたいです。 ①小学生に向けて ②中学生に向けて ③高校生に向けて 今回は、読者さんから届いた質問にお答えします! 3月は卒業の季節。そして、別れと新たな門出を祝う時期です。今回は、そんな門出を祝福する英語メッセージを紹介します。 ■ 「卒業おめでとう!」を伝える英語フレーズ Congratulations on your graduation! Happy graduation to you! (卒業おめでとう!) どちらも基本的なお祝いのフレーズ。 注意点は、「Congratulations」の最後に「s」がつくこと!「Congratulation」だけだと、単に「祝い」という意味になり違和感のある文章になってしまいます。 また、「Congratulations」は「努力の成果に対して贈られる祝辞」というニュアンスがあります。なので、季節行事や誕生日には「Congratulations」ではなく「Happy」が使われます。 ■ 小学生に向けた卒業メッセージ Happy elementary school graduation! You […]
ここ最近は「新型コロナウイルス」の話題が連日取り上げられており、世界各国で警戒されています。 この「新型コロナウイルス」は、英語ではなんと言うのでしょうか? 「新型コロナウイルス」を英語にすると? 「コロナウイルス」は英語で「Coronavirus」と呼ばれます。ウイルスの外観に太陽のコロナのような突起が見られるため、コロナウイルスという名称で呼ばれるようになったと言われています。 学名は「Middle East respiratory syndrome(中東呼吸器症候群) coronavirus」で、略して「MERS Coronavirus」とも呼ばれます。 今回のコロナウイルスは新型であるため、「今までにない」「真新しい」という意味を持つ「Novel」をつけて「Novel Coronavirus」と呼称されているようです。WHOも新型コロナウィルスを「2019-nCoV」と定義しており、これは「2019年に発見されたNovel Coronavirus」の略称です。 今回は中国の武漢(Wuhan)で発生したとみられるので、「Wuhan Coronavirus」や「China Coronavirus」という呼称を使うメディアも多くみられます。 「WHO Declares Coronavirus Outbreak a Global Public Health Emergency」 […]
先日、「SixTONES」「Snow Man」の2グループがジャニーズ事務所よりデビューしました。2つのグループが同時にデビューするのは初めてのことであり、ファンもこのイベントをSNSで盛り上げました。 SNSでとても多く使われたのが「#ライバルがいるって最高だ」「#デビューおめでとう」というハッシュタグ。 それぞれ、英語にするとどんな感じになるんでしょうか? #ライバルがいるって最高だ It’s great to have a rival ライバルとは「競争相手」のこと。 「Competitor」「Opponent」「Enemy」なども近しい意味を持っていますが、それぞれニュアンスが異なるのでしっかり使い分けることが大事です。 Rival…同じゴールに向かってあなたと競争している相手 Competitor…あなたと競争している相手 Opponent……主に1対1の、倒すべき対戦相手 Enemy…敵意のある相手 また、「Friend」と「Enemy」を組み合わせた「Frenemy」という言葉もあります。これは「敵のようだけど友達」「友達を装った敵」の両方の意味で使われる言葉です。 #デビューおめでとう Congratulations on your debut Congratulations on making […]
最近は一気に気温が下がり、寒い日が続いていますね。皆さま、体調はいかがでしょうか。 この時期に流行るのがインフルエンザをはじめとする伝染病。日本ではもちろんですが、海外でも季節に応じて流行します。 インフルエンザは英語で、「influenza」もしくは「the flu」ですが、「the flu」の方を使うことが多いです。(病名の英語表記は特殊で、その病気や呼び方によって冠詞(a, the)が付いたりつかなかったりします。) 「インフルエンザにかかった(かかりはじめ)」と伝えたいときは、「I caught the flu」「I got the flu」を使いましょう。すでにインフルエンザが発病している場合は、「I have the flu」を使うとよいでしょう。 ちなみに、インフルエンザによる体調不良はウィルスによって引き起こされるため「感染症」であり、なおかつ人へとうつる可能性があるので「伝染症」でもあります。 「感染症」は「Infection」、「伝染症」は「Contagion」です。 「インフルエンザに感染した」は「I was infected with the flu」となりますが、「インフルエンザが伝染した」は「Contagion of the flu」となります。「Infection」にも「伝染した」という意味があるので「Infection of […]